山本興司さま
(横浜市)

積み木遊びでは、完成までの過程で「足場が必要なのか?」とか「こういうやり方だとうまくいくんだ」といった学びがあります。
- 毎回パパが手掛けるつみき作品がレベルアップしているのですが、何かを作ることは得意でしたか?
- わたしの父がモノづくりが好きで、わたしもよく手伝っていたので自然と好きになったのかもしれません。親がDIY好きだった影響が大きいと思います。妻のリクエストもあって棚ですとか、壁紙を張り替えたりしています。
- パパはいつも真剣かつ様々な作品を一生懸命制作していて、その器用さにも驚いています。幼少時代、どんな環境で育ちましたか?
- そうですね、家の中でちょっと不便だなと思うことがあると、「これ、どうにか出来ないかな?」と考えては、いろいろ試してきました。こどもの頃から父や祖父が工夫してモノを作るのを見ていて、それが影響したんだと思います。父は廃材を使って何かを作るのが得意で、できるだけ材料費を抑えて作ろうという考えがあったんですね。でも、やっぱり廃材だと適材適所ではないので、少し不便さを感じることもありましたけどね。
- そんなお父さんたちの背中を見て育ったと思いますが、いかがですか?
- そうですね。私は必要なものは都度買って整えるようにしているんですけど、それでもやっぱり父の影響で「まずは自分で作ってみる、やってみる」という気持ちが強いんです。図工の成績は良くなかったと思いますが、普通にまっすぐ切るとか、そういった基本的な技術は得意でした。好きだったからこそ、上手くできたのかもしれませんね。
- 小さい頃、積み木で遊んだことはありますか?
- 正直、覚えていないですね。ただ、実家には50年くらい前の積み木が残っていて、今でも娘がおもちゃとして使っていますが、まだ頻度としてはあまり使ってくれないんですけどね。私自身はこどもの頃に積み木で何か作った記憶はあまりないですが…積み木の箱にうまく積み木を収めることに挑戦してました。それをちゃんと出来る様になったということは記憶に残っています。使う時よりも、最後片付ける時にきちんと収納するのが難しくて、それが印象に残っていますね。
- 実際に横浜つみきで遊んで、親御さん自身つみきや童具のことをどう思いましたか?
- 本当は娘にもっと積み木で遊んでもらいたいのですが、まだ急かす年齢ではないかなと思って、今は娘の遊び方は先生に任せて、私がああでもないこうでもないって遊んでる感じです。先生にお任せすることで、娘が好きなことを存分にやらせてあげられています。私自身は「娘が喜びそうなもの」と思って作ってみても、リアクションが良くなかったりすると「違うか!それじゃなかったか~」と言って、また違うものを作ったり…(笑)
家にある積み木では、どうしても最後に足りなくなってしまうことがありますが、ここでは必要なものが足りているので、心配することなく作ることができる点が良いと思っています。 - 横浜つみきに通ってみて、先生たちのことをどう思いましたか?
- 娘を常に見ていただいているので、保育士さんのように頼りきっています。休日は私と娘で来ることが多いのですが、妻には妻の時間を作ってあげられますし、私自身も自由に過ごせる時間として使っています。娘を安心して任せられる環境があるので、とても助かっています。
- 毎回パパがクラスで作ってくださる作品が当教室メンバーのお子様たちにも大人気でして、いつのまにかみんなが「すごい!」「面白い!」ってなって、他のご家族が一緒になって遊ぶっていう形ですよね。
- 本来は娘と一緒に組み上げたいというのが理想なんですが、今はまだ年齢的にもそこに至っていないんですよね。ただ、せっかく作ったものですから他のお子様が使って楽しんでくれるのはありがたいですし、嬉しいですね。
- 普段お子様との時間で何を大切にしていますか?
- そうですね、仕事帰りや朝の時間を娘と過ごすことはありますが、正直「何を大切にしているか」というと、まずは妻に怒られないように、やるべきことをきちんとやることが大事かなと思っています(笑)妻が「これをやってほしい」と言ったことを自分がちゃんとやっておく、という感じですね。だから、娘のために何か特別なことをしている、というわけではないかもしれません。習い事に関しては、特に抵抗もありませんし、妻がいろいろ調べてくれていますから、私はその判断を尊重しています。娘のために「こうしたい」という自分の明確な希望はあまりないですが、妻が決めたことを否定せずに、とりあえずやってみて、もしダメならそのときに方向転換すればいいと思っています。
- 素晴らしいお考えですね。常に一生懸命遊びに付き合ってくださるその姿勢も理想的ですが、世の中が興司さんのようなお父さまだったら、すごく夫婦関係も円滑にいきそうですね。
- ありがとうございます。ただ、もちろん「こうしてほしいな」とか、「こうなってほしい」という思いが全くないわけではありません。でも、妻も同じように、自分の人生のリベンジを娘にかけても意味がないと考えていると思いますし、それはそれで娘の人生ですからね。最初は「こうなってほしい」という理想もあったのですが、実際には思い通りにはいかないのが子育てだと思っています。
- 子育てをしていて、難しい、困った、うまくいかない、と悩むことはありますか?「はい」の場合、具体的にどんな時にそう思いますか?
- そうですね、やっぱり日常的にどうしても他の子と比べてしまうことがあります。同じ年齢の子どもたちと比べると、娘の言葉が少し遅いかなとか、意思疎通がまだ難しいかなと感じることが悩みですね。周りの人からは「気長に見守ればいい」と言われますが、いざ自分の子どもとなるとそう簡単に割り切れない部分があります。
ただ、私自身はここに来ると、娘が楽しんでいる姿を見守るだけでなく、自分も夢中で遊ぶ姿を見せるようにしています。正直なところ、娘の変化に気づけているかどうかはわからないんですけど、そうやって一緒に過ごす時間を大切にしています。 - 積み木の難しい所は、初めから楽しいものやすぐに遊べる状態に完成されておらず、「自分たちでまず作ってから遊ぶ。何を作るか?も考える」という過程が必要です。この少し大変だったり手間だったりする高度な遊びを取り入れて育つと、大人になった時に、どんなことに役立ちそうですか?また、大人自身もこの環境で遊ぶことでどんないいことがありそうですか?
- そうですね、積み木を遊ぶときって、最終的に形を作り上げるのが目的ですが、その前に「どんなものを作ろう?」とか「どうやって準備を進めよう?」と考える過程がとても大事だと思います。これは積み木だけでなく、DIYなど他のことにも共通していることで、何かをやるときにはまず準備が必要ですよね。例えば、材料を揃えるとか、効率的なやり方を考えるとか、途中で壊れないように工夫するとか…。積み木遊びでは、完成までの過程で「足場が必要なのか?」とか「こういうやり方だとうまくいくんだ」といった学びがあります。この準備や工夫をするプロセスを経験することで、子どもたちは物事に取り組む姿勢や考え方を身につけられるんじゃないかな?と思います。最終的に完成した形も大事ですが、その過程を通じて準備や計画の大切さが分かってくれたら、それが一番の学びになると思いますね。
- 横浜つみきにこれから通ってみたいと思われる方へ向けて一言お願いいたします。
- うちでは妻が「娘と一緒に楽しく時間を過ごせる場所」として横浜つみきを見つけてきました。最初は「娘と一緒に行って、あなたが楽しんできて」と言われて通い始めたんですが、実際に来てみると、私自身が積み木を楽しむ時間ができ、娘は娘で私とは違う遊び方をしていて、それぞれが自由に楽しめています。
横浜つみきって、ちょっと子どもと一緒にプールや公園に行くような、気軽な感覚で通える場所だと思います。肩肘張らずに、日常の中で楽しい時間を過ごせる場として考えてみるのがいいんじゃないでしょうか。