問谷佳弘さま
(横浜市)

リラックスしながら、無心になって何かを作る——そういう楽しみ方ができると、積み木の面白さをもっと感じられるのではないでしょうか。
- 横浜つみきへ通う前、「つみき」に対してどんなイメージを持っていましたか?
- そうですね…やっぱり幼稚園くらいの年齢のこどもが遊ぶおもちゃかな?というイメージでした。
- ご自身が幼少の頃、積み木で遊ばれていましたか?
- はい、普通の形の積み木で遊んでいた記憶があります。具体的にどんなものを作っていたかまでは覚えていませんが、一人で黙々と木のおもちゃで遊んでいた記憶があります。一番楽しかったのは、自分で作ったものを自分で壊すことでした。積み上げたものが崩れる瞬間が面白くて、夢中になって遊んでいたと思います。
- 「積み木遊び」を子育てに取り入れようと思ったきっかけはなんですか?
- まずは子ども自身が積み木に興味を持ってくれたことが大きなきっかけです。1歳半くらいでしたが、最初に触れさせてみたときに、思った以上に楽しそうに遊んでいたので、「これはもっと積み木に触れる機会を増やしてあげたいな」と思いました。そこから、積み木遊びを日常の中に取り入れるようになりました。
- なぜ、横浜つみきに行ってみようと思われましたか?
- 妻がいろいろ調べてくれて、横浜つみきさんのことを知りました。もともと自分自身も子どもの頃に積み木で遊んでいたので、興味を持ちましたが、ここではスケールが全然違っていて、驚きました。積み木の数も豊富ですし、ただ遊ぶだけでなく、数や図形の概念を学ぶことにもつながると感じたんです。小学校や中学校で学ぶような感覚を、遊びの中で自然に養えるのはとても良いことだと思い、行ってみようと思いました。
- 実際に横浜つみきで積み木を触ってみていかがでしたか?
- まさに「木」そのものを感じられる積み木だなと思いました。自分が子供の頃遊んでいた積み木は、表面に色とかニスが塗ってあった積み木ですが、それらとは全く違うなと思いました。特に表面に余計な加工がされていないので、自然な木の手触りがダイレクトに伝わってきます。触れた瞬間に「これは良いな」と直感的に思いました。木の温もりや質感をしっかり感じられるところが魅力的だと思います。自分がちっちゃい時は、自分の背丈より高いものとか、それこそ積み木を3箱も4箱も使うような大きなものを作るっていうことはなかったので、そういう面では大人でもこういうほぼ無制限に何でも作れる環境っていうのは、子供の頃には楽しめなかった楽しさがあるかなと思います。
- 横浜つみきに通ってみて、先生たちのことをどう思いましたか?
- 横浜つみきさんでは、先生が「こうしなさい」と細かく指導するのではなく、子どもが自由に遊べるように、ちょうど良いきっかけを与えてくれているなと感じました。しっかりサポートしてくれつつも、遊び方は子ども自身に委ねる、そのバランスがとても良いなと思います。
- 横浜つみきの特徴やサービスなども含め、どんな所を気に入っていただいていますか?
- 我が家では、休日の予定をあまり決めすぎずに、その時の気分で動物園に行ったり、どこか遊びに出かけたりすることが多いので、横浜つみきさんのように「行きたい時に行ける」という柔軟なシステムはとてもありがたいです。スケジュールを調整しやすいので、無理なく通うことができるのが魅力ですね。
- 今から30年後を想像してみてください。お子様はどのような大人になっていますか?浮かぶ風景を教えてください。
- これは私の願望ですが、30年後には自分の責任でしっかりと人生の選択をし、決断できる大人になっていてほしいと思っています。30代半ばになれば、ある程度人生の方向性も固まっている時期だと思いますが、どんな道を選んだとしても、自分の意思で決めたことに納得しながら生きていてくれたら嬉しいですね。
- お子様には将来どんな大人になってもらいたいですか?どのような生き方をしてほしいですか?
- 具体的にどんな生活をしているのかは、正直なところ分かりません。都心に住んでいるのか、地方で暮らしているのか、日本にいるのか、それとも海外にいるのか……。そういったことは、親としてあまり限定せずに、自由に選択してほしいと思っています。どんな環境であろうと、自分の選んだ道をしっかり歩んでいける人になっていてほしいですね。自分で主体的に決めていけるようになってほしいなと思います。
- 普段お子様との時間で何を大切にしていますか?
- 子どもから「なんで?」と理由を聞かれたときには、できるだけ丁寧に説明するようにしています。本音を言えば「とにかくそういうものだから!」と言いたくなることもあるのですが(笑)やはり理由をしっかり伝えることで、子ども自身も納得してくれることが多いんですよね。そうすると、その後の行動もスムーズになったりするので、多少面倒でも説明をしっかりしてあげることが大切だなと感じています。
- 普段お子様と何をして遊んだり過ごすことが多いですか?平日と休日に分けて教えて下さい。
- 平日はあまり時間が取れず、私が帰宅するとすぐにお風呂に入れて、あとは寝るだけという流れになってしまいます。朝も、子どもが起きる時間と私が出勤する時間がほとんど同じなので、平日はほとんど一緒に過ごす時間がありません。その分、休日はできるだけ子どもと一緒に過ごすように心がけています。特に外遊びをしたがるので、なるべく外へ連れて行き、一緒に体を動かしたり遊んだりする時間を大切にしています。
- ご自宅ではどんな遊びをされていますか?
- 自宅では積み木で遊ぶことが多いですね。最近は色鉛筆で絵を描いたり、ハサミで紙を切ったりといった遊びにも夢中になっています。基本的に、自分でやりたいことを見つけて、勝手に集中して遊んでいることが多いです。また、飽きた時にはボールを投げたりキャッチしたりと、体を動かす遊びをすることもあります。どの遊びも楽しんでいるようで、のびのびと遊んでいる姿を見ると安心します。
- 現代は様々な教育法や習い事が存在しますが、なぜ「積み木」という玩具に対して重要性を感じましたか?
- 一番大きな理由は、子ども自身がとても楽しそうに遊んでいることですね。やはり、何よりも「楽しんで取り組める」というのが大事だと思っています。もちろん、習い事も大切だとは思いますが、焦って色々と早く始める必要はないのかなと。もう少し年齢が上がってからでも十分間に合うと思いますし、今はまずこうした自由な遊びを通じて色々なことを感じ取ってくれたらいいなと思っています。
- 積み木は本来こどもから大人まで誰にとっても楽しめる遊びです。ところが、積み木に全くなじめず、楽しめない方もいます。それはなぜだと思いますか?
- そうですね、確かに難しい問題ですね。私自身は、積み木をリラックスの一つの方法として捉えているところがあります。ぼーっとしながら組み立てることで、気持ちを落ち着けることができるんです。ただ、積み木になじめない方は、もしかすると「作業」として捉えてしまっているのかもしれません。何か目的を持って「作らなければならない」と考えると、楽しめなくなってしまうのかもしれませんね。世の中には、確かにもっと刺激的な遊びや娯楽がたくさんあります。でも、積み木の魅力は、そうした派手な要素ではなく、「自分のペースで好きなものを自由に作れること」にあると思います。リラックスしながら、無心になって何かを作る——そういう楽しみ方ができると、積み木の面白さをもっと感じられるのではないでしょうか。
- 積み木の難しい所は、初めから楽しいものやすぐに遊べる状態に完成されておらず、「自分たちでまず作ってから遊ぶ。何を作るか?も考える」という過程が必要です。この少し大変だったり手間だったりする高度な遊びを取り入れて育つと、大人になった時に、どんなことに役立ちそうですか?
- 「大人になった時に確実に役立つ力」が身につくと思いますね。もちろん、今は親が遊ぶ環境を整えていますが、最終的には子ども自身が「どうやったら楽しく遊べるか」を考えられるようになることが大切だと思います。さらに、積み木遊びは、ただ作るだけではなく、遊び終えた後に片付けるまでの流れを考える力にもつながるのではないでしょうか。自分で計画を立て、試行錯誤しながら形を作り上げていく。その過程の中で、自然と「順序立てて考える力」や「物事を完成させる力」が育まれていくと思います。積み木の楽しさを味わいながら、こうした習慣が身についていくことが、子どもにとって大きな財産になるのではないかと思います。
- これから横浜つみきに来てみたいとお考えの皆様に向けてメッセージをお願いいたします。
- もしお子さんに創造力を持たせたいなと考えているのであれば、迷わずに1回来てやって見るのがいいと思います。あとは、親も一緒に楽しめるので良いですよ!